葉山レポート

2020/12/24

葉山・山楽会「樹木ウォッチング」

12月8日、葉山・山楽会の「樹木ウォッチング」に参加しました。葉山のあちこちの山や森を、樹木や野草を勉強しながらゆっくり散策しようという企画です。

 
第2回の今回は、三ヶ岡緑地を散策。朝10時につつじコースの入り口に集合し、約10名の参加者とともにのんびり頂上を目指しました。よく整備された山道は両側から緑が迫り、そこかしこから鳥のさえずりが聞こえ、ほんの数分前までいた町中とは別世界です。

リーダーは、同会会員の有田さん。森と植物をこよなく愛する永遠の”里山ボーイ”(自称)です。

この有田さんによる、ときどき立ち止まりながらの植物解説がなんとも楽しい! 樹木の名前の由来、葉っぱの色や形の話、食べておいしい植物について、落ち葉になっても人や動物の役に立つ植物はエライ!という話……。さまざまな角度から森の魅力を浮き上がらせる話ぶりにすっかり引き込まれました。しかもその場で実際に、話に出てきた植物を見て、触って、その匂いをかげる。五感で学べるところが、この学習会の醍醐味なのです。

マユミの木肌

ちなみに写真のマユミは、弓の材料として知られていたことが名前の由来だそうですが、意味のある名前を持つ樹木ばかりではないとのこと。植物の世界、ネーミングだけでも底なしに奥が深そうです。

寒空に咲くスミレ

落ち葉にも大事な役割が


休憩所から見える海

緑が迫る山道


有田さんが講師のような形ですが、それぞれの参加者も自分の知識を披露し、話がどんどん膨らんでいくのも、樹木ウォッチングの楽しいところ。数時間でたくさんの知識とおいしい空気、癒しを、自分の中に取り込み、めくるめく植物ワールドに一歩足を踏み入れた気分で帰途につきました。

次回の予定は4月、森戸川林道を歩くとのこと。季節も場所も違う森の姿に会えるのが楽しみです。