
「汽水」というコトバを、どこかで聞かれたことがありますか?
「汽水」とは、川の真水と海水とが混じりあう河口付近の塩分濃度が低い水のことなのです。
そして、この「汽水」のある一帯のことを「汽水域」と呼んでいます。
葉山では森戸川と下山川の河口がこの「汽水域」になっています。 「汽水域」は、潮の満ち引きや川の水量の増減によって変化します。 森戸川ですと、亀井戸橋の付近から森戸神社の下の岩場一帯まで、下山川では主馬寮橋の川上から御用邸の先の大浜と小磯の付根あたりまでと考えてよいでしょう。
こうした「汽水域」では、海と川の両方の生物を見ることができます。 とくに春から夏にかけてはアユやウナギの稚魚、ハゼ、イナ(ボラのこども)、クサフグなどが見られます。また放流されたコイもゆったりと泳いでいます。 魚以外ではモクズガニ、アカテガ二、テナガエビが いますが、最近はすっかり減ってしまいました。そのほかにこれらの小さな魚を餌とするサギの仲間やカワウ、ウミウの姿を目にすることもできます。
もし時間があったら橋の上に佇んで川面をのぞいてみてください。川底が見える時もあれば、水が満々となっている時もあるでしょう。 そして、そんな時には塩辛さに、ほんのりと甘さが入り混じったような「汽水域」特有の匂いを感じとることができるはずです。
| |
|
|
| 下山川河口付近 |
下山川のサギの仲間 |
クサフグの群れ |
記事:くれ竹通信vol.22[2004.11]より